弱る景気、資源高が重し

日経一面。なかなかよくまとまっている。

21世紀型インフレ(という言葉が定着しているのかどうかは寡聞にして知らないが)は、工業製品よりもエネルギーや農産品の価格高騰が突出している点で、エネフレーション、アグフレーションといえるとの説明。

中東やブラジルなど資源の豊富な国と、中国、インドの間で勢いに違いが出始めている。

日本は外需がひっぱる成長シナリオは揺らぎ、内需も設備投資が下ブレ。個人消費も、選別消費と生活防衛色の高まりが顕著。
もっとも、企業が体質改善を行っており、過剰な設備や雇用、債務を削減している。上場企業の有利子負債依存度は総資産比で3割を切り、金利上昇への抵抗力も出来ている。こういった、企業の自律回復の目を育てられるかどうか。政治や行政が足を引っ張らなければよいが。