資源開発会社への鉄鋼企業による投資

今朝の日経朝刊では、Arcelor MittalによるRio Tintoへの投資の話が出ていて驚いたが、FTでは韓国のPoscoが豪州のMacarthur Coalの10%の株式を創業者から手に入れることで合意したことについての解説。同社にはすでにCITICResourceが18%、Arcelor Mittalが19.9%を持っているという。FTはこのような投資にどの程度の意味があるのか、長期的な資源確保という目的は達せられるのか、他の株主から特定の株主を有利に扱うことがあるとすれば異論が出る、との指摘をしている。最後にマージンが十分ある状況あるいは資源の確保に需給タイトな市場がプレミアムを与える場合には、垂直統合に意味があるけれども、状況が変わると長期間にわたって資本を大量に投入するインフラあるいは鉱山開発プロジェクトは魅力的とは思えない、と締めくくっている。
日本の鉄鋼業の皆さんはどうしている、あるいは、どうするのだろうか。