先週末の米銀株価の回復

先週木、金、特に金曜日は米銀や米系投資銀行の株価が10−20%程度回復した。それまでの下げがきつかったのでshort coverだといってしまえばそれまでだ。SECが新たに打ち出したshort selling規制でFannie Mae、Freddie Macとプライマリーディーラーの資格をもつ大手米銀、投資銀行17社(行)はある程度今後プロテクトされる。
これをとらえて、プライマリーディーラー以外の銀行、即ち地方銀行に同じような措置を期待する声も上がっているようだ。Citiの Chairmanは住宅価格の回復にはあと2年といっているようだから、信用収縮も2009年一杯は続くと見るのが無難かも知れない。

NHKのテレビニュースは、このあたりの動きをほぼ1週間まとめて土曜日の朝に報道をしていたためか、米銀の株価が下落を続けているようなトーンでの解説になっていて、その時点では違和感を覚えたが、今振り返って見ると妥当かも知れない。