ブット元首相の爆死

テロリストによる攻撃がまだまだ世界政治に大きな影響を与えることを感じる。パキスタンにとっても大きな痛手だ。イラクでは、米国とイラクの民衆との間に亀裂がはいったが、パキスタンの場合はムシャラフ政権への不信につながりやはり本来反テロで結集すべき勢力の亀裂をもたらしかねない。

ここでもテロ撲滅には米国や西欧諸国の諜報機関や特殊部隊の投入が必要になるが、それは国内の反政府勢力を色々な意味で力づける。ブット元首相はもともとそういった欧米諸国との協力も主張していたようだが、それは欧米の言いなりだという批判にも力を貸してしまう。テロとの戦いは難しい。