中国との草の根レベルの交流

先週後半上海に出張した際に、懇親夕食会の席で、とてもinformalな形で、先方の通訳を務めてくれた若い方から、日本の国連安全保障理事会常人理事国入りをどう思うか、また、最近の日中関係の悪化を心配しているがどう思うかという質問を受けた。前者については既に日本が国連への最大の拠出国であることは理解しているようだった。日本は戦後長く国連中心主義で来ておりそれを形の上でも確保し日本の国際社会への貢献をはっきりと約束し責任を明確に負おうとするもの、と説明したところ納得していた。日中関係については真剣に心配している様子。お互いの理解不足を埋める努力が必要だと痛感した。中国と日本の間で草の根レベルでの交流の努力を止めてはならないだろう。小さな船の上でのクルーズの後だったので、川面をわたる風をとても冷たく感じた。でも船が進むうちに周囲の景色が変わっていくように日々刻々と状況も変わるのだろう。あきらめてはいけない。