航空会社

所用あってアジアの某所行きの日本航空に乗っている。機長のアナウンスが流れたが英語
を母国語とする、豪州ニュージーランド系か欧米人の様だ。日本人の機長の真面目な英語
も良いが、特にフィリピンのように英語が達者な国に行く場合には、管制官などとのコミ
ュニケーション上こういったnative English speakerの機長も良いなと思って聞き過ごし
ていた。機長のアナウンスから間髪を置かずに日本人スチュワーデスが「機長に代わりま
して」と説明をしていた。

しばらくして、近くで、話の詳細は聞こえないものの、どうやら、日本の航空会社であり
ながら機長のアナウンスが英語で流れるとは何事かとスチュワーデスを呼んでクレームを
している人の声が聞こえてきた。

細かいところは聞こえないので何とも言えないが、日本人の乗客に対して失礼とかいうことが言えるかどうか、という点はあっても、安全面での問題はないはず。サービス面ではすぐ直後に日本語のアナウンスがついているのだからこの程度は十分理解できるところ。

むしろ日本の航空会社が存続できるかどうか、といった視点も必要だ。

こういう要求にも頭を下げて対応しなくてはならない日本航空さんは大変だ。
National FlagならぬNational carrierと呼ばれる?航空会社には他にない公共性がある
のは事実だが、そういった公共性がこれまでどれだけこの航空会社の手足を縛ってきたこ
とだろうか。ビジネスクラスにいる知り合いの方に連絡を取るついでがあったので私とし
ては珍しくアテンダントのチーフにねぎらいの言葉をかけた。「人件費を切り下げるため
に色々な国のアテンダントも雇い色々な工夫をしているのですが。」といった答えが返っ
てきた。こういうクレームにも対応しなくてはならぬ日本航空の皆さんは大変だと思う。
全日空の人も多かれ少なかれ同じ状況にあるかもしれない。

おっと、こんなメッセージをアップしているのが忙中閑ありということ?
メッセージ自体は機内でしたためたが。お休みなさい。