映像ではなく文字の記録

写真を取る理由として日々の記憶を記録することが挙げられよう。しかし映像の記録は、そのとき感じたことを呼び覚ましてくれるが、その映像を見ながら何を考えていたか迄は教えてくれない。それと違って日記というのは日々思い考えた事を記録することが出来る。ところで日々考えていることのなかには、重大な自分にとってのイベントもあれば、その場では覚えているがあとになってしまうと思い出すのが困難なことが多い。茂木健一郎さんの新書を読んでいて9.11事件を最初にテレビで見た際に何をしていたかは覚えていてもその前日何をしていたかは覚えていないのが普通といった意味のことが書かれていた。記憶に鮮明に残らないことでも、記録に残しておきたいと思うことがありそうだ。

大晦日だが引っ越した母の元に急いでいる。例年はこちらに呼んで正月を過ごすことが多いが、今年は事情あって一人なので、こちらが出かけることとした。大晦日の夜、最終便ではないが飛行機もさほど混んではいない。地元の空港から街に向かう高速道路も交通量が極端に少ないような気がする。幸いここ1,2日は穏やかな天候になりそうだ。今度の母の住まいは近くに父に連れられていった神社の一つもあり、初詣できそう。何でもこの神社にお参りした甲斐あってか徴兵されたものの戦地に赴かず済んだとか。